事例 イトーキ健康保険組合様 オンラインでの特定保健指導実施に成功

「健康なオフィスづくり」を掲げ、オフィス家具およびオフィス空間を提供している株式会社イトーキは、2017年に健康経営宣言を制定し、従業員の健康促進に努めています。

イトーキグループの健康をサポートするイトーキ健康保険組合は2020年度よりオンダイアリーを活用した特定保健指導を進めています。以前より、特定保健指導完了率80%と高い同社は、長期的な視点で従業員の健康づくりに取り組んでいます。

その取り組みやON DIARYを導入した理由について、同健康保険組合の清水彰子さんにお話をうかがいました。

ON DIARYを検討した背景を教えてください。

これまで、特定保健指導は対面の面談で行っていましたが、昨年、新型コロナウイルス禍の影響で面談が中止になってしまいました。これを機に、従業員が指導を受けるうえでも効率化できるだろうと、オンラインで指導を受けられるサービスを探し始めました。

また、イトーキでは対象者全員に受けるよう指導しているため、あまりモチベーションが高くない人もいます。すぐに成果を出すことよりも、現状維持しながら少しずつでも健康への意識を高めることが大切だと考えています。

健康意識を高めるために、手軽に体重の管理などもできるとよいと以前から考えていました。食事や運動、体重を記録できるON DIARYを知り、必要な機能がそろっていることから導入を考えることにしました。

ON DIARY導入の決め手はなんでしたか?

画面を見て、使いやすそうだったからです。

面談やその予約、体重などの管理についても、オンラインで完結でき、記録の手間もかかりません。
従業員の負担が少なく、続けやすいと考えました。

以前は、まず電話で面談の日時を決めていたため、忙しいと電話に出られずスムーズにスタートできない人も多くいました。ON DIARYは、最初からメールでご案内いただき、その後はアプリでやりとりできることも魅力でした。

実施にあたって不安な点はありませんでしたか?

保健指導の質が高いかどうか、不安はありました。

対象者全員が実施するため、指導が厳しすぎるとモチベーションが下がってしまいます。そうならずに続けられるかどうかは、アプリの使いやすさだけでなく指導方法も影響すると考えています。

実際に始めてみると、担当の管理栄養士さんが、対象者に寄り添って気分を高めてくれたため、続けやすかったと思います。

今回の取り組みによる結果はいかがですか?

ON DIARYで完了した人の多くは減量に成功しています。

また、アプリが使いやすいという意見も多くありました。

昨年度は一支社の人だけがON DIARYを使用していましたが、今年度は対象を広げてより多くの人にON DIARYを使ってもらう予定です。

今後の展望

特定保健指導対象者の話を聞くと、生活スタイルや体調の変化により30代から太り始める人が多いようです。新規流入を防ぐためにも、今後、ON DIARYの若年層向けのサービスを活用して、若い従業員にも健康指導できたらよいと考えています。

同業種の方々におススメするとしたらどのようなポイントがありますか?

健保担当者が管理画面を見られるので、対象者の動きがわかるのがよかったです。

操作が簡単でオンラインで完結するため、スマホに慣れていれば、忙しい人や営業職など社外にいる時間が長い人も継続しやすいと思います。

履歴を残せるため健康意識を高めやすく、特に新規で指導対象となった人はモチベーションが高く続けられるようです。