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ONDIARY

導入事例

企業/担当者様紹介

日本精工健康保険組合

軸受(ベアリング)は「産業のコメ」とも呼ばれ、日本精工(NSK)は1916年以降、軸受の開発・製造を手がけ、100年以上にわたりリーディングカンパニーとして産業の発展に貢献しています。
その日本精工グループに所属する社員及び家族の健康に関わるサポートを行っているのが、今回の新たな試みを行った日本精工健康保険組合です。
今回は、日本精工健康保険組合の菅田さんにお話を伺いました。菅田さんは、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の該当者、及び予備群を減少させることを目的とした特定保健指導おいて、被扶養者(社員の家族)への指導を拡大するプロジェクトを推進されています。

日本精工株式会社 健康保険組合  菅田晴之氏

ON DAIRYを検討した背景を教えてください。

特定保健指導における被扶養者(社員の配偶者 等)の領域は、当組合の様に各地に拠点がある場合に、居住地が分散やライフスタイルの多様化から、これまで苦戦をしていました。

しかし、特定保健指導は、被保険者(社員)だけではなく、被扶養者(家族)に対しての活動を進めていかなければ、特定保健指導の完了率の向上にも繋がりません。これは、社員とその家族の健康増進には欠かせない重要な取り組みです。

そのような中、当組合でデータヘルス計画のコンサルティングをお願いしている株式会社豆蔵の蓮見さんからジ・アイさんをご紹介頂きました。ジ・アイさんは、フィットネスクラブの会員に向けて特定保健指導へすぐに適用可能な活動を行っており、かつそれを実行するためのプラットフォームを独自に持っていました。

この出会いにより、ジ・アイさんのソリューションは特定保健指導に対する新しいアプローチが期待できるのではないかと考えました。

ON DAIRY導入の決め手はなんでしたか?

やはりオンダイアリーというプラットフォームを所持し、ジ・アイさんの関係会社であるラストウェルネスが運営しているフィットネスクラブで実績を上げられている点ですね。

被扶養者への支援の特性を考えた場合、社員と同様に特定の場所に来て頂くことや、電話やメール中心のコミュニケーションでは厳しいと考えておりました。

ジ・アイさんからオンダイアリーの利点の説明の中で特に有効と感じたのは主に以下の内容でした。

① 最初に設定した行動計画に対して、本人の実施結果を自らスマホアプリを通して記録することで、順調なのか、停滞気味なのか等が即座にわかること

② アプリ内で本人と支援者の間で交わされる「コメント」という機能を使い、相談や励ましなどのコミュニケーションをとることで、モチベーションの維持をサポートすることが出来ること

③ 行動が停滞していたりした場合に、その状態の目安を天気マークで表現されたアイコンで直感的に把握し、状況に応じた介入が出来ること

これら3点が被扶養者の特定保健指導にとてもマッチしているのではないかと考えました。

加えてジ・アイさんのフィットネスクラブで培った健康増進に関する様々なノウハウを活かせるということも決め手の一つになりましたね。

 

実施にあたって不安な点はありませんでしたか?

初めての試みでしたので当然不安はありました。

特定保健指導の強化に向けてこのアプローチを軌道に乗せる上でも「なんとなく実施した結果」ではなく、「明確な目標を立てた上での結果」という形を示すことが必要でした。

またジ・アイさんもフィットネスクラブを運営し、指導のノウハウがあるとはいえ、特定保健指導については初めての挑戦でしたので、お互いに想定と試行錯誤が必要と考えていました。

一方でジ・アイさんには管理栄養士の方もいるので、特定保健指導に必須な人材面での体制を構築することができていたのは助かりました。

今回の取り組みによる結果はいかがですか?

まず今回の取り組み結果として、当初設定していた目標を達成することができました。これは大きな前進と評価しています。

また今回、数字以外でも大きく2つの成果があったと考えています。

① 被扶養者の実態や特性が明らかとなり、支援における課題が明らかとなったこと

② PDCAが一巡したことで、今後さらなる完了率向上へのアクションが取れる道筋が出来たこと

数字上での成果とは別に今回得たものは非常に大きいものでした。

何を、いつ、どれだけ必要かといったノウハウを共に築くことが出来たと考えています。

また他の支援活動へ拡大できる手応えを感じることが出来た点も挙げられます。

特定保健指導には動機付け支援の他に積極的支援があります。

積極的支援は動機付け支援以上に指導回数が多いためにより多くの課題がありましたが、ここにも踏み込める可能性が生まれたことは、当組合にとって非常に意義のあることだと考えています。

 

数値上での結果
動機付け支援完了率 22.7%
対象者総数 88名
動機付け支援参加者数 20名
期間中離脱者 0名

 

支援を受けた方への結果
  • ・20名中18名が運動あるいは食事改善の効果を実感
  • ・平均1.89kgの減量に成功
  • ・体重に変化がない方も体のキレがよくなったなどのポジティブな感想
  • ・短期間で信頼関係を構築、被扶養者の方より引き続きお願いしたいとのコメントを頂く

同業種の方々におススメするとしたらどのようなポイントがありますか?

他の健康保険組合の皆様も当組合と同様の課題を抱えていると思います。

近年はICTが発達してきており、従来では困難であったことが出来る時代です。

このオンダイアリーの利用は課題解決の新しいアプローチだと思います。

一方でシステムだけでは特定保健指導は成立しません。

従来の食事だけではなく、運動面での指導もできる管理栄養士の方がいるジ・アイさんはシステムと人材、ノウハウと3つの必須要素を兼ね備えている点がおすすめですね。

今回のプロジェクト関係者

蓮見岳夫様 (株式会社豆蔵 シニアコンサルタント)

蓮見氏は、株式会社豆蔵にてITを活用して事業を推進するあらゆる企業の抱える課題・ミッションを克服・達成すべくコンサルティングの提供を行っている。同時に人材育成の上流コンサルティングから研修実施まで幅広く対応する人材育成のプロ。
本事例ではベータヘルス計画推進役として日本精工健康保険組合様と株式会社ジ・アイを結び付け3者でプロジェクト成功に貢献されました。